お知らせ
2026.04.15
AIが導き出した「長寿のキーワード」:5,800人のデータから老化の分岐点を特定 ― 日本のテストステロン医学の新展開:3指標の統合によるがんリスク予見 ―
順天堂大学大学院医学研究科の奥井伸雄 客員教授と堀江重郎 特任教授の研究グループは、17年間にわたる大規模調査に基づき、男性の「長寿」と「老化」を分かつメカニズムをAI(人工知能)を用いて解明しました。
本研究では、日本人男性5,854名の臨床データを解析した結果、テストステロン*1、炎症(CRP)*2、腎機能(クレアチニン)*3の「3指標の組み合わせ」が老化の質を決定する鍵であることを突き止めました。この新指標を用いることで、従来の単独指標では見逃されていた「高リスクな老化パターン」の特定に成功しました。
さらに、この知見の有用性を検証するため米国の他施設大規模データを用いた解析を行ったところ、同パターンが前立腺がんや肺がん等の既往率と強く相関することが証明されました。これにより、本研究で見出された3指標の組み合わせが、人種を問わずがんリスクを予見する極めて重要なバイオマーカーであることが裏付けられました。 本成果は、今後のAIによる個別化長寿サポートにおいて重大な役割を果たします。
